トヨタカスタマイジング＆ディベロップメント（本社：神奈川県横浜市）が実施する中級者向け地方ラリーシリーズ「TRD RALLY CUP by JBL」のトヨタ８６とスバルBRZによって争われるCUP-2について、2020年ドライバー部門およびコ・ドライバー部門のシリーズチャンピオンが決定した。
※本年は新型コロナウイルスの影響で、予定していたネコステ山岳ラリー 2020とシロキヤラリー in 豊根・豊田の2戦がキャンセル。2戦が開催スケジュールを延期しての開催となった。

　CUP-2 ドライバー部門のチャンピオンを獲得したのは、吉原 將大（よしはら　しょうた）選手。コ・ドライバー部門のチャンピオンを獲得したのは、佐野元秀（さの　げんしゅう）選手。2019年シリーズからトヨタ86でフル参戦する両選手。昨年は逆転シリーズチャンピオンの可能性が高かった最終戦でマシントラブルを抱え、目前の勝利を逃した苦い思いがあった。
開幕戦（MCA CAPRICCIO 2020）では「リタイヤしてしまうと何も残らないということを痛感した2019シーズンでした。無理をして目先のタイムを追うよりも、確実にポイントを重ねていくのが今年のテーマです」と語った吉原選手。
SS1では一発のスピードがある今橋 彩佳／保井 隆宏組に先行されるも、落ち着いた走りを貫く。今橋組のリタイヤにより初戦を勝利で飾った。ハードなグラベルラリーとなった第3戦（四国のてっぺんラリー 2020 in 嶺北）。ジムカーナ出身でヌタハララリースクールから参戦の小暮 ひかる／南出 司組との一騎打ちとなった。初めてのラリー参戦ながら順調にペースを上げる小暮にSS1でコンマ2秒差にまで詰められたが、昨年の同イベントを経験している吉原は深く掘られていくグラベル路面をクレバーに処理し、リードを守ったまま優勝した。
シロキヤラリーのキャンセルにより最終戦となった第4戦（丹後半島ラリー2020）は今橋／保井組、小暮／東組と、本年のライバル達が勢揃いした1戦となったが、吉原／佐野組は危なげない走りで終始トップタイムを記録。ライバル達を前に文句なしの勝利で優勝を飾った。

＜TRD RALLY CUP by JBL ウェブサイト＞
http://www.trdparts.jp/rally/rallycup/index.html

＜JBL＞
https://jp.jbl.com/

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